■ ID | 311 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 埼玉県における大気中フロン類の挙動(2) |
■ 著者 | 竹内庸夫
埼玉県環境科学国際センター 唐牛聖文 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (社)大気環境学会 |
■ 出版年 | 2002 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第43回大気環境学会年会、平成14年9月13日 |
■ 抄録・要旨 | 都市域における地球環境関連物質の挙動を把握するために、県内の4地点で毎月2回、CFC11、CFC12、CFC113、1,1,1-トリクロロエタン、四塩化炭素及び代替フロンのモニタリング調査を1990年から実施している。
特定フロン類の推移をみると、1995年末の全廃規制時期の前後の期間に、特に都市部において、1,1,1-トリクロロエタンとCFC113は急激に濃度が減少し、都市周辺域で規制の効果がよく表れているといえるが、現在では当時と比べて濃度減少は小さくなっている。また、溶剤用途の1,1,1-トリクロロエタンとCFC113の濃度減少に伴い、同時に測定しているトリクロロエチレンの濃度増加が観測され、溶剤転換の影響が懸念されたが、現在ではこの濃度は減少に転じている。
代替フロンについては、山間部以外の地域で各回の測定値に大きな濃度変動がみられることから、近傍における大気放出が多いと考えられる。山間部では、調査開始以来、いずれの物質も濃度が徐々に増加しているので、代替使用による大気への蓄積があると考えられる。 |
■ キーワード | フロン、代替フロン、有機塩素化合物、都市部、山間部、濃度推移 |
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